愛車遍歴 その5 ポルテ(2016-2019)
ワゴンブームも去る中、子育てにもそぐわないという家庭事情からも冷遇されたマークⅡブリットに代わってやってきたのが、こちらのクルマ…
愛車遍歴 その5 トヨタ ポルテ
もう一台のクルマ アバルト500には、通勤メインのため、一人乗れればいい、だけど愉しいクルマであって欲しい、一方こっちのクルマには、子どもをベビーシートに乗せ降ろししたり奥さんが買い物したりするのに使いやすい、子どももまだ産まれたばかりなので当分は大型ミニバンほどの大きさは要らない…ということで、ある意味とても理にかなったラインナップの時代でした。
ニューカラーで勝負
カタログを見て奥さんと満場一致で決めた「シトラスオレンジマイカメタリック」ですが、2016年6月に設定されたばかりの色だったので、結局納車まで現物を見ることは叶いませんでした。アクアに設定されていた色と同じだったのですが、アクアのような小さいクルマには似合いそうだけど、ポルテのような面積あるクルマに本当に似合うのか?派手すぎないか?とずっと疑心暗鬼でした。が、納車日、駐車場にぽつんと置いてあってそれとわかるマイカーを見て「あぁ、これにしてよかった!」と安心したものでした。ただ、この色、翌年のマイナーチェンジに早々に無くなってしまいました。やはり不人気だったのかなぁ、まさか、アクアで残った塗料を使い切るための処置だった…なんてことありませんよね?
このクルマを選んだ理由は、ちょうどマイナーチェンジで標準装備となった「Toyota Safety Sense C」。レーザーレーダー+単眼カメラで、まだヒトの検知はできませんでしたが、それでも奥さんがちょくちょく動き回るにあたって、他車との衝突回避を補助してくれるのは何にも代えがたいものがありました。安全のためにお金を払う、って考えると、ちょっと財布のひもも緩むものです。
次に、シートアレンジ。最初は子ども一人で後部にチャイルドシートを載せていたのですが、助手席が520mmも前後できるので、「トライアングルモード」にすると、運転中でも助手席の奥さんが子どもに対応でき、これがなんとも使い勝手が良かったです。また「フリースペースモード」にして、奥さんはVIP級待遇で子どもの傍にふんぞり返ることもできます。雨の日なんか、傘をさしたままとりあえず乗り込むことができたのなんて、ピラーレスこそが成せた技でした。
また、選んだFは、撥水タイプのシート表皮を採用。子どもが液体類をこぼしても広い心で「大丈夫だよ」と言ってあげられます。ただ、結局そういう機会は3年で1回しかなかったな…。
ドライビングカーではないため、チューニング執着心は皆無
手を加えたのは僅か。どれもDIYでできるようなもののみです。①走行中でもテレビが見れるように配線いじり、②ダッシュボードの色変更(ピンク→ブラウン)、③社外製スピーカ…くらい。①では、違う線を切ってしまってヒューズが飛び、Bレンジ固定になってしまって、納車直後に早速ディーラーのお世話になりました。ディーラーに着くまで大変だったし、あれこれ言い訳するの、恥ずかしかったな…。
アイドルストップ機能付きで燃費もいいし、普段使いなら乗り心地もいいクルマなのですが、やはり高速、遠出はなかなか大変でした。トレッドは小さく、タイヤも細く、なのに大型ミニバン級の高さがあるので、ちょっとの風でも煽られるため、運転中、かなり神経を使い続けることになりました。
それでも子どもが小学4、5年生くらいになるまでは乗ろうと思って買ったクルマですが、これまたひょんなことで、車検期間を全うして手放すことになりました。残価設定型にしておけばよかったのかも、と後悔しています…。
いずれにしても、第1子と奮闘した日々がしっかり刻まれた、思い出の愛車です。
翌年(2020年12月)にはとうとう生産終了となってしまいました。個人的にはシエンタやルーミーでは替えが効かない個性的なクルマだと思うのですがね…。惜しいクルマがまた無くなってしまいました。
主要スペック
車名 | ポルテ F |
---|---|
車両型式 | DBA-NSP141-AEXFB |
エンジン | 2NR-FKE型 1.5L 直列4気筒 109PS |
パワーウェイトレシオ | 10.73kg/PS 5777位/8612車中 BMW 2シリーズ アクティブツアラー 218i F45(2014)並み |
所有期間 | 2016/10/15~2019/ 9/27(3年間) |
走行距離 | 28,000kmくらい |
※パワーウェイトレシオの順位はこちらのサイトを参照
パワーウェイトレシオ ランキング (全車種・総合) | greeco channel (greeco-channel.com)