『旧車生活』

旧車(FIAT 500F:チンクエチェント)を軸に、趣味のことをずらずらと…

愛車遍歴 その6 ノア ハイブリッド(2019- )

永くはない私の愛車遍歴の中でも稀にみる短命で人手に渡ったポルテに代わって我が家にやってきたのがこちらのクルマ…

愛車遍歴 その6 トヨタ ノア ハイブリッド

 3年で乗り換えてしまったポルテですが、本来ならば5~7年くらいは乗るつもりでした。アバルト500との組み合わせなので、遠出はポルテ。ちょっと小さめではありますが、子どもが小さいうちは全然事足りると考えていました。が、ポルテの車検を半年後に控えていた2019年春ごろ、”ノア、2年後の2021年夏ごろモデルチェンジ”という噂が拡がりました。ポルテ5年となる予定の2021年秋が最速での乗り換えと思っていたところにドンピシャで、「あぁ、出たばっかりだとお高いんだろうなぁ、出たては避けたいので、すると向こう4年はポルテか…」とぼんやり考えながらネットを見ていたら、ノアの特別仕様車が出ていることを知りました。後述しますが内容は魅力的で、とりあえずいくらくらいか、見積り額だけは知っておこう、と、ディーラーへ向かいました。

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熟成しきったノア。これもまた最終型になるんだろうなぁ…。私の愛車遍歴はモデル末期のものがほとんど。たまには”出たて”の新型車に乗ってみたい(写真はリップスポイラー装着済み)

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変に力が入っていないデザインなので、旧さは全く感じない(写真はリアアンダースポイラー装着済み)
衝撃の見積り

 ”特別仕様車が出るのはモデル末期”とよく聞くとこからすれば、なるほど、間もなくモデルチェンジも本当のようだし、ということは値引きもまぁまぁ期待できるんだろうな、と思っていたら、意外にもあっさり30万円程度を提示されました!!当時某雑誌では「目標値引き額28万円」でしたので、大して交渉せずともここまでいくならもっといける!?と色めきだってしまいました。で、早速見てもらったポルテの下取り価格は、期待値以下ではあったものの”まぁこんなもんなんだろうなぁ価格”で、きっと5年目、7年目なんてもはやお金にはならないだろう、モデルチェンジとなれば価格アップは免れなさそうだし、値引き額も減る、下取り価格も下がる…となると、「今の価格で買う現行モデル」と「2年後、4年後の価格で買う次期モデル」とを天秤にかけたら「今でしょっ!!」ということで、一気に契約へと転がっていきました。オプションを付けたとはいえ、最終的な値引き額は60万円!!上出来です。

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”ホワイトパールクリスタルシャイン”(マークⅡブリット)から”シトラスオレンジマイカメタリック”(ポルテ)、からの”ブラキッシュアゲハガラスフレーク”。トヨタの複雑ネーミングは続く…
(モデルは旧くとも、引けを取らない)お気に入りポイント

このクルマのお気に入りは、内装。ボディカラーに「ブラキッシュアゲハガラスフレーク」を選ぶと内装色にフロマージュが選べなかったのが、特別仕様車では可能になりました。ブラック一色でも良いのですが、後ろを振り返ったときに真っ暗な空間に子どもがぽつんと…というのもちょっと寂しく、ファミリーカーでもあるので少し明るくしたかった次第です。また、標準仕様車はフロマージュ&ブラウンなのですが、特別仕様車フロマージュ&ブラックということで、個人的には一番いい組み合わせです。

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お気に入りの内装色フロマージュ&ブラック。明るい感じが良い

続いて、迷ったステップワゴンと決別する決定打となったシートアレンジ。2列目が左右方向にずらせられることで、前後方向になんと!最大810mmもスライドできます。大人が乗った時快適であるのはもちろんですが、子どもを乗せる時でも、とりあえず一緒に乗り込んで、チャイルドシートに乗せたりといった作業がしやすいです。ただ、スライドドア開口部幅805mmは、ポルテの1020mmには敵わないので、この辺り、ポルテはホントに秀逸でしたけどね。

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2列目が左右方向にもずらせるため、前後方向に最大810mmも動かせる!!これは、ステップワゴンもセレナもできません(カタログより)
(殆どが恐らく、次のモデルチェンジで解決されそうな)残念なポイント

ステップワゴンやセレナに比べると、モデルチェンジ直前ということもあって、デビューは随分古い(2014年)ので、機能面ではやはり残念な部分もあります。

パワー。やはりこの車格にして1.8L+モータはちょっと力不足です。ステップワゴンもセレナも2L+モータで、試乗した感じでは充分でしたので、ノアもこれくらいあったらもう少しキビキビ走れるのになぁ。街乗りでは気になりませんが、高速道路では4,000rpmくらいまであがってウヮンウヮン唸ってますし、登り坂では失速します(泣)。

ACC(アダプティブクルーズコントロール。競合車のほとんどが織り込み済みなのに、ノアは2002年デビューのマークⅡブリットと同じ、昔ながらの一定車速維持のみ。追従も停止もしてくれないし、車線中央維持は警報のみでアシストはしてくれず、時代遅れ感は否めません…。

自動ブレーキ。ようやくこの特別仕様車が出たタイミングで対歩行者もカバーしたものの、対夜間歩行者や対自転車は未対応。そこまではまだ一部車種とはいえ、せっかくこの時期買うなら欲しかった機能です。ポルテは対歩行者すらなかったので、それでも機能アップしたことにはなりますが…。

あと、何故か、アクセサリーコンセント(AC100V)がない。これには流石に「えっ?!」とカタログを二度見してしまいました、なんせ下位グレードにはある(オプション)のにSiにだけ無いんですから。ハイブリッドなのに無いなんてあり得ない…。噂によれば、重量の関係でダメだったとか。ボディもエアロが付くだけで5ナンバーサイズに収まらないくらいなので、いかにギリギリなところにあるのかが判ります…。

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ハイブリッドカー特有の…”とあるのに、オプション設定を示す色付けがSiにはされていないカタログ。Siもハイブリッドなのになぜ、付けれない!!

いずれも次のモデルチェンジでは対応しそうな気配ですが、まぁ、それでも、高くなるだろう支払い額を考えると、やはりこのモデルで十分かな、と思える内容です。

 何はともあれ、〇も×も受け入れられる、コスパの高いクルマが買えたので、当分はアバルト500とこのクルマでやっていけそうです。

 

主要スペック
車名 ノア ハイブリッドSi W×B Ⅱ
車両型式 DAA-ZWR80W-APXSB
エンジン 2ZR-FXE型 1.8L 直列4気筒 99PS+5JMモーター 82PS
システム最高出力 136PS
パワーウェイトレシオ 11.99kg/PS
6695位/8623車中
VW ニュービートル カブリオレ(2005)並み
所有期間 2019年9月28日~現在
走行距離  

※パワーウェイトレシオの順位はこちらのサイトを参照
パワーウェイトレシオ ランキング (全車種・総合) | greeco channel (greeco-channel.com)