『旧車生活』

旧車(FIAT 500F:チンクエチェント)を軸に、趣味のことをずらずらと…

[パーツレビュー]補強パーツ

ファミリーカー・ノアですけど、ボディ剛性アップのために投入したのが、TRDの「ドアスタビライザー」です。

ドアとボディには隙間があります。この隙間を中心にボディが伸び縮みするので、ステアリング操作に対して車両の動きが遅れがちになるのですが、ドアスタビライザーは画像の黒いパーツが付いたプレートがテーパー状にスライドしてこの隙間を埋めるので、ドアがボディと一体となり、ボディ剛性を高めることができるそうです。これによって、ステアリング操作に対して俊敏になる…というわけです。(通常フロントとリアのドア4か所に付けるのですが、ミニバン・ノアはリアがスライドドアなので、リア分は車両底面に取り付けられているブレースを高剛性なものに交換して代用します。ドアスタビライザーは汎用品なので、トヨタ車のほとんどで同じ品番のものが使えます。)

適合表 | TRD

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いつもは見ないけど、付けると見てしまう。いつも見るなら、高級感が出て良い(見ない人はまったく気付かない…)
理屈は解るけど…

うーーん、理屈は解るけども、こんな小さな部品で変わるのか?、ととても疑心暗鬼でしたが、①お手軽に取り付けられることと、みんカラでも評判が良かったこと、極めつけは③”何かやりたかった”ために付けてみました。ですので、DIYではしんどそうなブレースセットは見送り、今回はドアスタビライザーだけ、です。

取り付けにはT-30とT-40のトルクスレンチが必要で、T-40だけは手持ちになかったので買い足しました。

買う前だけは割高感あるけど、それなりの効果あり

で、その効果。

確実にボディ剛性上がってます!!ミニバンで剛性が低いなんて”しょうがないじゃん”、と割り切っていたところもあったのですが、この部品だけでも随分良くなりました。相当低い状態だったから効果が判りやすかったのかもしれませんが…。特に”柔いなー”と感じていたのが、自宅近くにある「左折…からの登り坂」という一番ボディが捻じれそうなポイント。ここで効果を見てやろうと思っていたのですが、なんと一発目でその効果を実感できました。今までが、バスみたいに”ミシミシ、ヨレヨレ”っとお豆腐に乗っているかのように撓んでいたのが、がっしり強固なレンガに乗っているかのようになりました。またアバルトでリジカラを付けたときに感じたのと同じように、サスペンションがググッとしっかり踏ん張ってくれているような感覚が得られました。あと高速道路での車線変更時や、山道のカーブなど、”ヨタヨタ”感が無くなり、スイスイ走れます。ただ、このあたりもともとの課題を認識してる人でないと気づきにくいでしょう、まぁ、カー用品はみんなそうかもしれませんが…。

aba500.hateblo.jp

 

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車線変更なんかで判るか~と思いましたが、スイスイ走れます(図はメーカHPより)

判りやすい効果としては、ドアを閉めるとき、「バンッ」という軽々しいものから「バフッ」という重々しい感じになり、高級感が出ます!!「そんなの要らん」という方もあるでしょうけど、これ大事。クルマへの愛着が増します。「バフッ」とは閉まりますが、決して閉まり難くなることはなく、半ドアを連発するようなこともありません。

プラシーボ効果でしょ…とも言われかねませんが、個人的には確実に効いているし、気づけなくなったとしても、長いドライブ中蓄積される身体への負担は軽減されている…と思っています。少なくとも、今現在、ミニバンなのに、高速、右左折、山道、走っていて楽しいと思えます。(パワーはありませんが…)

わざわざ自分を納得させるような行動をとってしまうところ、カー用品って面白い。効果がないわけがない…と信じ込ませているみたい…。

 

TRD ドアスタビライザー 汎用2個セット
MS304-00001
評価: ★★★★★
ODO: 10,000km(あたり)
装着日: 2020/ 6/ 6 DIY