『旧車生活』

旧車(FIAT 500F:チンクエチェント)を軸に、趣味のことをずらずらと…

コロナ禍登山 第2弾【剱岳・立山】標高1840~2020m

当初、梅雨明け前に登頂するつもりで積んでいたのに大幅に遅れ気味で、いつしか秋雨前線が現れるようになっている今日この頃、標高2020mまで来ました。

標高差2200mほどもある早月尾根も、そろそろ中間地点を過ぎたあたりです。でも未だに早月小屋にまでたどり着けていないんですよね…さすが北アルプス三大急登です。

 

しかし、剱沢からに対して反対側だから言われる”裏剱”方面では、とうとう池ノ平が見えてきました!!

なかなか山深いところで、室堂から入っても2泊は欲しい行程なくせに、でも、ここ(や、もう少し上がったところにある仙人池)からの紅葉をたたえた八ツ峰やチンネを眺めるためには「ゆっくりじっくりしたい…」などという夢物語を想像すると、3泊欲しくなってしまうし、行ったからには絶好の天気を狙いたいので、私の中では国内で一番の憧れの地なのであります。最近は、どうせ行くなら…と、黒部ダムから少し黒部川を下り、内蔵助平~ハシゴ谷乗越を越えて池ノ平で滞在、帰りは剱沢雪渓から室堂に戻る、というルートで、いつか行くべく妄想&計画中です。

あぁ、学生時分なら、池ノ平小屋や仙人池ヒュッテでひと夏働くとかしたかったなぁ…。

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標高2020m。憧れの池ノ平や長次郎谷など、剱岳感が出てきた

そしてついには、剱岳初登頂のルートと言われる長次郎谷の出合にも到着。新田次郎の『劔岳 点の記』や同名の木村大作監督映画は、私を山に惹きつけた主犯格。初登頂に宇治長次郎も同行していたのか、そもそも人跡未踏と言われてきた山頂にあった錫杖頭と鉄剣は誰のものでいつ運ばれてきたのか…山が険しく歴史も深いせいか謎のベールに包まれた、他の山とはやっぱり別格のオーラを感じます。さすがに長次郎谷を登りつめることはできないだろうけど、下から仰ぎ見て想いを馳せたい。

池ノ平に行くときには必ず通るので、いつしかこの場でご報告できる日が来るといいなぁ。

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称名廊下のの奥の方まで到達し、完成した称名滝。左手の赤い登山道が、大日岳から下ってくるルートです。いっきに下ります。

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下ノ廊下もほぼ完成。右下に仙人谷ダム、左上が十字峡で、そこから右手に入った断崖にあるのが剱大滝。紙を積み重ねただけだけど十分えぐい。こういうのを眺めていると、手が止まります♪♪

 

山活動100日目!! ~前掛山(浅間山)~

今シーズン3度目の山行にして、通算100日目は、5ヵ月ぶりに噴火警戒レベルが1に引き下げられ、前掛山まで踏み入れられるようになった「浅間山」。5ヵ月ぶりと言っても5ヵ月前は冬シーズンだったので、夏山シーズンとしては昨年の6月以来、本格夏山としては2018年シーズンぶり。天気と都合と警戒レベルとがかみ合わないとなかなか行けないし、次また引き上げられるか判らないので、行けるうちに…と。

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今回の活動データ。設定を誤ってしまい、消費カロリーは少なめ表示。そんなにタフではない、と思っていたのに、前回の仙丈ケ岳より距離も標高差も、こちらの方が”上”でした
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コロナ禍登山 第2弾【剱岳・立山】標高1680~1820m

盆休み前から続く天候不順で巣篭り状態ですので、久々にやまつみ。今日は標高1820mまで。

この区間は特に見どころもなく、たんたんと登ってきてしまいました。

 

こうして見ると、立山道路が走っている弥陀ヶ原は、周りの地形と比べると、ホントになだらかな丘陵地であることが判ります。バスを通すのもここしかないぞ、くらいな。

黒部ダム側では、扇沢からトロリーバス(今はただのEVバスになってしまった(泣))とケーブルカーを乗り継いで立山ロープウェイで一気に標高を上げています。記憶にある限りでは、室堂に入ったことがあるのはいずれも富山県側から。だけど、なんか、一度だけ、このロープウェイに乗って行った気がするのだけど、どうも記憶があいまいです。大観峰からトロリーバスに乗って室堂に着いた時は「早っ!!」って思ったくらい生々しい感覚があるのに不思議です。

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標高1820m。いよいよ剱岳立山本体にかかりそう

また、ここもいつかは行ってみたい仙人池へ向かう、真砂沢ロッジ~仙人新道が見えてきました。…ということは、もう少し登れば長次郎出合か、いよいよ剱岳感が出てきました!!

少しきつめで挿しづらかった位置決め穴大がようやく役目を終えたので、少しやりやすくなった感はあります。

南アルプス初入山!! ~仙丈ケ岳~

少し前になりますが、盆休み中の天気が怪しかったので「行けるうちに…」と思い、今シーズン2回目の山行に行ってきました!!

前回の乗鞍岳で、3000m峰は富士山、御嶽山北アルプスの12座を制覇したので”残すは南アルプス!”…というわけではないのですが、何となく今まで避けてきた南アルプスに足が向きました。で、初めて踏み入れたのが「仙丈ケ岳」です。数年前に一度計画したのですが体調不良で直前に取りやめ。昨年は、長野県側は林道損壊のため、北沢峠まではバスが通っていなかったので、ただでさえ山深い南アルプスをさらに遠ざけていたのですが、今年7/31から、0.7kmの徒歩区間を挟んで開通したので、早速。(なお、山梨県側からは昨シーズンに続き不通状態です)

南アルプス林道バス_北沢峠までのシャトルバス運行:伊那市公式ホームページ

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今回の活動データ。登りは藪沢ルートから小仙丈尾根を経て仙丈ケ岳へ。下りは藪沢新道を下って大平山荘に抜けてみました。ただ、藪沢新道は、道が悪く、沢沿いのため展望もなく、見どころなし、さらには最後、北沢峠まで登り返さないといけないおまけ付きのため、あまりお勧めできません
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北アルプス3000m峰制覇!! ~乗鞍岳~

いよいよ今シーズン、初山行に行ってきました!!

コロナ禍と長梅雨で結局7/末に滑り込みセーフ状態です。い、いかん…こんなことではあっという間に今シーズンが終わってしまう…。また、別連載の“やまつみ”も、結局、積み上げきれる前のシーズンインとなってしまいました。

ここ数年、“マイ山開き”は焼岳とほぼ決めていました。アクセスしやすく、ボリューム的にも体慣らしにちょうどよく、その上、山頂から一望できる上高地穂高連峰は圧巻だからです。しかし今回は、いつもその焼岳の対面にそびえていた「乗鞍岳」にしました。なんといったって、登山開始が2700m付近から、と、快適な山旅ができるからなわけです。

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今回の活動データ。畳平から剣ヶ峰ピストンではあまりにも軟弱すぎるので、どうせなら…と全ピークハントしてきました。
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