『旧車生活』

旧車(FIAT 500F:チンクエチェント)を軸に、趣味のことをずらずらと…

[パーツレビュー]サスペンション

ノア購入にあたっては、入念に試乗しました。気になっていたのは、ポルテの時もそうでしたが、車高が高いミニバンなので、高速道路でのフラつきや、右左折やカーブでの横揺れです。どれもミニバンの宿命ではありますが、それでもある程度低減できる見込みがなければ、やはり購入は二の足を踏んでしまいます、アンチミニバン派なので。

で、納車時から組み込んだのは「TRDスポルティーボ サスペンションセット」です。

試乗したのは、ノーマル状態のハイブリッドSiと、ガソリン車ではありますが、Si "GR SPORT"の2台で、市街地はもちろん、高速道路へも繰り出しました(高速代は自腹。昔、レクサスディーラーは払ってくれたなぁ…)。

f:id:aba500:20210124152117j:plain

運動性能向上と快適な乗り心地を両立してくれるTRDのサスペンション。ダウン量は控えめ
ミニバン恐怖症とGR SPORTの凄さ

まず決定的に言えるのは、ノーマルのサスペンションは柔らかすぎ。ステップワゴン・スパーダの方がもう少し硬くてよかったです。前述の、高速でのフラつきや、右左折、カーブでの横揺れは耐え難いものがありました。ミニバンではこんなもの…なレベルだとは思いますが、好んで長くステーションワゴン派を貫いてきた私にとっては、これから10年以上は乗るであろうクルマがこんな足では「やっぱりミニバンは諦めようかな」と思うレベルでした。

で、サスペンションを替えボディ剛性も高めてあるSi "GR SPORT"がどれくらい改善しているのか、を知るため、クルマを取り寄せてもらって試乗してみました。すると、

「す、すごいっ!!」

差は1回の左折で歴然でした。Si "GR SPORT"だったら、少し言い過ぎかもしれませんが、自分がミニバンを運転していることを忘れるほどです。ハイブリッドに"GR SPORT"があったらそっちにしてたかもなぁ…。

”いいとこ取り”ができるメーカー直系ブランド

これで、Si "GR SPORT"とは同じものではないでしょうが、TRDスポルティーボサスペンションは、”これがないなら買い替え見送り!”と言うほどの必須アイテムとして、当初から見積もりに入れていました。

社外品の方がコスパは高いとは思いましたが、ここはあくまでファミリーカー。やはり乗り心地を犠牲にはできない、ある種”いいとこ取り”をしたかったので、信頼のメーカー直系で…ということであまり迷いはなかったです。(社外品が乗り心地悪いとは言いませんが…)

見た目も、ノーマル状態が”とんでもなく尻上がり”なので、下がってもようやく”人並み”になった程度。ベタベタ感はありません。

f:id:aba500:20210124154708j:plain

カタログで約20mmダウンとありますが、その数値以上にスタイル的には効果がある一品です(写真は社外ホイール装着済)

気になるのは、2020年4月のマイナーチェンジ(側面のハイブリッドエンブレムが無くなるなど、ほとんどが気づかないレベルの小変更)時に、オプションカタログから無くなっていたことです。ディーラーマンには聞いていないので判りませんが、もし取り扱いが無くなってしまったのだとしたら、もう少し私の決断が遅かったら、このクルマとは結ばれなかったでしょうね。

ちなみに納車時組付けでしたので、ノーマルサスはそのまま引き取り、近所の買取屋へ持ち込みました。付いた値段はなんと、たったの1,000円!!えっ!?ウソでしょ!!はぁ…ヤフオクとかで売った方がマシだったかも…

 

TRDスポルティーボ サスペンションセット
MS250-28012,MS260-28015
評価: ★★★★★
ODO: 0km
装着日: 2019/ 9/28 ディーラーにて