『旧車生活』

旧車(FIAT 500F:チンクエチェント)を軸に、趣味のことをずらずらと…

[パーツレビュー]マフラー

納車後1年を記念して装着したのが、MAGNETI MARELLI「レコード(レコルト)・モンツァ(メーカ純正品)。

ノーマルマフラーは、ディフューザの出口形状と同心円でピッタリだし、この車格にして左右2本出しで十分えげつないのですが、上位グレード595を試乗したときの強い”ゲロゲロ”音と、左右4本出しへの憧れ、さらには当初楽しみにしていた、アクセルを抜いた時に発生する”パンッ、パンッ”があまり出せず残念だったこともあって、投入することにしました。

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内側2本はマフラーを経由していますが、外側2本はバイパスしています

このマフラー、「デュアルモードテクノロジー」というものを採用しており、内側2本はマフラーを通過した排気が抜けてきますが、外側2本は実はマフラーを通過せず直で抜けてきます。外側経路の途中にバネで抑えたバルブが付いており、2,000rpmあたり以上の排圧になるとパカッと開いてマフラーを通過しない排気が抜け出てくるわけです。これにより、中速域でのレスポンス向上と、スポーティなエキゾーストノートを奏でてくれるわけです!!よくこんなものがメーカ純正品として設定されてるな、と感心してしまいます。もちろん車検対応。

メリット

確かに評判通り、抜けは良く、もさっとしていた中速域はよりピンキーに立ち上がってくれます。しかし、僅かです。エッセエッセキット装着車で+5PS、+1.5kgmなので、非装着車であるわが車でどれほどのスペックアップがあるのかは不明です。

音がいい!!エンジン始動直後からアイドル状態でも”ゲロゲロゲロゲロ…”。さらに踏み込んで2,500rpmを超えるころからは消音されていない排気音が乗っかってきて気持ちが昂らないわけがありません

スタイル。後ろから見て、この車格にして4本出しは、ただものではない感満載です。(前述のごとく、ダミーではございません)

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ディフューザ形状と合わないところが残念なものの、かなり精巧な姿に
デメリット

近所迷惑です。このクルマ、始動時に勝手にアイドルアップまでしてくれちゃうので、なおさらです。家の周りは朝晩ほぼ無音ですので、300m位離れたところからはアクセルオフの惰性で行き来しています。人によっては、犬用のおしゃぶりを差し込んでるそうですが、まだそこまではしていませんが…

期待していたほど”パンッ、パンッ”鳴りませんでした。595ユーザは低速域でも平気でパンパン鳴るらしいので、まだ何かが足りないようで、もう少し差を詰めていく必要がありそうです。

 

MAGNETI MARELLI レコード・モンツァ
評価: ★★★★★
ODO: 15,966km 
装着日: 2015/ 3/21 ディーラーにて